地味な運動にこそ
- 2017.11.30 Thursday
- 22:05
今日は、午前中に「中央もくば保育園」、午後に「しろくまホール」での体育教室でした。
今回、どちらの教室も、偶然に主活動が【平均台】でした。
【平均台】の活動は、【跳び箱】や【鉄棒】に比べると、地味な運動の印象がありますが、
個人的には、とても大切な運動だと考えています。
【平均台】での子どもたちの活動の様子を見ると、身体の軸(体幹)が育っているかが、
一目瞭然です。身体の軸が育っていない子は、ふらつきがとても大きいからです。
また、活動の様子には、子どもたちの性格も現れ、集中力に欠けたり、せっかちだったり
すると、同じようにふらつきが大きかったりします。
個人的には【平均台】は、早く渡ることを目的とした用具ではなく、
『集中して、体の隅々まで意識した姿勢(背中や腕(指先まで)を伸ばす、
片足でバランスを取る等)で、ゆっくりと歩く』
ことを通して、身体の軸だけでなく、集中力や、一つ一つの動きを丁寧にしようとする意識を
育むことを目的とした用具だと考えています。
【マット】での <前転> など、地味な運動にこそ、身体や精神の発達にとても大切なものが
含まれているように思います。