原爆投下責任追及を

  • 2015.08.31 Monday
  • 22:18
新聞記事『元広島市長 平岡 敬さん』の話より

米国が原子爆弾を投下してから70年がたった。
この間、私たちは憎しみを訴えるのは平和を
願う心に反すると考え、原爆で殺された者の怒りや
悲しみに目をつむってきた。しかし、投下の正当性を
主張する米国に誤りを認めさせない限り、状況次第で
核兵器が再び使われる可能性は残り、死者は安らかに
眠れない。

ただ、米国の責任を追及する前に、日本もアジア諸国に
対し、先の太平洋戦争で犯した過ちを認めなければ
ならない。謝らなければ、韓国などと、それぞれ被害を
訴えるだけで和解できない。

安倍首相は平和記念式典のあいさつで、唯一の
戦争被爆国として「核兵器のない世界」を実現するため、
現実的な取り組みを重ねる使命があると話したが、
「言葉遊び」に感じる。

「核兵器のない世界」の実現と言うが、日本は米国の
「核の傘」に頼っており、他国がこの首相の話を信頼
するはずがない。本気で核を廃絶するなら、傘から
出た上で、国家事業として原爆展を世界中で開き、
米国は間違っていたという世論を高めるべきだ。

私は「核の平和利用」とされた原発を、文明を享受する
ためには仕方がないと思っていた。しかし、東京電力
福島第1原発事故で、核の軍事利用と平和利用に境目は
ないと気付き、市長時代に原爆と原発の被害者をつなげて
考えてこなかったと自己批判した。まさしく人類という
形で考えていかないといけない。

原発事故の検証をしないで再稼働するのはもってのほかだ。
日本は戦争から何も学んでいない。加害責任や米国の責任
追及をうやむやにしてきた姿勢は、原発事故でも通底している。


日本政府の、核廃絶に対する姿勢は、
とても被爆国とは思えません。
この記事にもあるように、日本政府が、本気で核廃絶に
取り組んでいるようには、とても思えません。

『核兵器のない世界』

心のない言葉には力が全く感じられません。

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