学校統廃合

  • 2020.08.04 Tuesday
  • 22:08

新聞記事より。

 

《学校統廃合 〕由は「少子化」だけじゃない》

 

『 学校統廃合が止まらない。

  21世紀に入ってから、2010年までに2千もの小学校が消えた。が、さらに

 その後も統廃合の勢いは止まらず、18年までですでに4200校もの減少を見て

 いる(文部科学統計要覧より)。

  多くの人が慣れっこになっているようだが、これははっきりいって異常事態であ

 る。

  10年までの統廃合は、その背後に市町村合併もあったからか、どこかで「仕方

 がない」という雰囲気があった。だがそれはまた、「どこかで止まるだろう」とい

 うことでもあったと思う。筆者も当時、青森県にいてそう思い、過疎地の小学校が

 なくなるのをなかば傍観していた。

  ところがそれは止まらなかった。それどころか、「これ以上統廃合したら、もう

 この地域ではふつうに子育てできなくなる」というところまで廃校化が進んでいる。

 10年代に入ってもなお、小学校数は年に200校ずつ減少しているのである。

  子どもの数が末端の小さな地域から少なくなり、場合によってはいなくなる。基

 本的にはこの「子どもがいないから」が学校統廃合が進む根本原因なのだが、しか

 し子どもが少ないからと学校を廃校にしたら、その地域では子どもはもはや育てら

 れなくなる。地域の衰退は必須となる。

  すでに確認したように、本来、農山漁村は出生力が高く、大都市ほど出生力は低

 下する。子育て場所を都市に移せば、子どもの数はますます少なくなるはずだ。事

 実そうなっており、小学校を閉鎖する前にこの止まらない都市集中をどうにかしな

 い限り、人口減少ストップはない。

  そもそも小学校と地域は一体である。明治の町村合併は、小学校を編成するため

 だったとも言われる。地域の学校を出た人々が未来の地域を担う。学校を失えばそ

 うした次世代を確保することができなくなるのは、火を見るより明らかだ。だが、

 いまや昭和合併前の町村でさえ、小学校を失っている。なぜこんなことを多くの地

 域は受け入れてしまったのだろうか。

  これまで学校統廃合について、多くの地域では財政問題だと勝手に解釈し、諦め

 てしまった嫌いがあった。それは先に述べたように平成の大合併が進んだ心理効果

 が大きいようだ。当たり前と思っていた役場さえ消えた。その理由は財政だった。

 学校も当然・・・というわけである。

  だが筆者が知る限り、財政がないことを理由に小学校を閉鎖した案件はないと思

 う。議会も行政も、学校は地域にとって不可欠であることは分かっているからだ。

 だから残したいのだが、別の理由で残せなくなっている。ではその別の理由とは何

 か。

  それは第一に、子どもの数がどんどん減っていくからである。その理由はともか

 く少子化にある。1970年代の第2次ベビーブーム以来、生まれてくる子どもの

 数が年々減少し、ついに90万人を切った。

  が、このことと相まって、もう一つの理由が学校統廃合を余儀なくさせてもきた。

 それは、子どもの親たちが学校統廃合を望むからである。なぜ親たちが統廃合を望

 むのか。』

 

次回に続きます。

 

 

 

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